実務上のポイント

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QI,FATCA,CRSの特徴

いずれの制度も導入から少なくとも10年が経ち、アセットマネジメント業界のコンプライアンスではすでにおなじみになっています。 もう知っているという方が大多数かと思いますが、制度開始時点では「制度趣旨」「制度導入背景」「業務上のポイント」「要注...
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未上場株式のファンド組入

いよいよ明日2月15日から、投資信託協会の改正「投資信託等の運用に関する規則」(以下、改正規則)が施行されます。改正のポイントと実務上の論点を押さえておきたいと思います。 投信協会HP 改正規則  改正のポイント ☑未上場株式または未登録株...
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自信UP-広告審査

執筆理由 新任のコンプラオフィサーもある程度年次を重ねたコンプラオフィサーも、広告審査は等しく行っていると思います。審査する際についつい細部(誤植訂正、ページ番号の追加、数字へのカンマ付記など)に目が行ってしまいがちですが、広告審査は金商法...
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金商業を始めたい方へ-検討の要点と業態解説-

政府の資産運用立国に関する施策、NISA制度の盛り上がり、GPIFのEMPを受けて投資運用業を始めとした金融商品取引業を始めたい方のために、ライセンスについて解説します。 金融商品取引業の種類 金融商品取引業は登録を有する業務です(法第29...
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景表法のポイント2

前回の記事で事例検討として挙げた2ケースへの私見を記載します。 2つの事例 ①ファンド購入者限定で、高級ボールペンを配りたい。問題がありそうか? 当ファンドはハイネットワース向けであり、300万円以上、1万円単位で購入できる。 判断に必要な...
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景表法のポイント

新年最初のイベント等で、景品類をお配りするアセットマネジメント会社様の参考になればと思い、当記事を書きました。フィージビリティ確認は昨年のうちに終わっていると思いますが、景品類に関しての規制をおさらいしたいと思います。 景表法における重要用...
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組織改編と業務方法書

1月1日付で組織改編があった投資運用会社様があるかもしれません。今日は、組織改編に起因して金融庁に届け出る必要がある書類をおさらいします。 業務の内容および方法を記載した書類 金融商品取引業は登録を要する業態1です。金融商品取引業者となるた...
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「募集」「私募」「募集の取扱い」「私募の取扱い」

募集と私募の違い 金融商品取引法(以下、金商法)は条文が多くて入り組んでいて、しかも難解な言葉遣いがされています。読み解いていくためには、定義を正確に理解する必要があります。日本の法律は第1条で目的を述べ、第2条で定義を示し、第3条以降から...
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個人情報提供時の第三者提供記録

提供記録作成義務 個人情報の保護に関する法律(以下、法)により、個人情報取扱事業者1が個人情報を第三者提供する際には予め本人の同意が必要です(法第27条第1項)。また、第三者に提供した記録の作成が求められています(法第29条第1項)。この記...
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金商法上の投資家-存続厚生年金基金

前回のブログで、金商法上、投資家は特定投資家と一般投資家に分けられることと各類型の例をお示ししました。個人も法人も大多数は一般投資家と推察されますが、法人については金融商品取引業者等への届出により特定投資家としての取り扱いを受けられます(金...