キャリア-対話者が必要な方へ-

キャリア

政府の働き方改革を受けて、日本企業の社員の働かせ方は変化の兆しがあります。大手金融機関グループも資産運用を中核と位置付ける意向を表明しています1

変革は一朝一夕には起きない

しかし、法律や規則は施行日から変わっても、「これまでの積み上げ」である社風やそこで働く人のマインドは緩やかにしか変わりません。

☑パフォーマンスと給料の不均衡(社歴が長いのを唯一の理由として給料が高い)
☑仕事をみんなで分け合うため、身につくスキルも細分化
☑スキルが低いので他社から需要が無い。移りたくても移れない
☑よって、低生産な職場に残りざるをえない

こんなスパイラルに陥ります。本来、能力は時価評価されるべきですが、在籍年数だけが評定ポイントになっています。企業の管理上は明確でよいのですが、労働者からすれば年齢は毎年1つしか増えません。パフォーマンスに即した待遇に至るまで何年も経たなければならないのです。なお、年が増える毎に給料が増えるというグラフも、昔ほど右肩上がりでないのは周知のとおりです。

キャリアは自ら主体的に築くものです。

失敗と教訓:不穏な転職エージェント

ただし、会社内でこの話題は口にすべきでなく、親戚の年長者の助言も前提が違いすぎて今の自分にあてはまらなかったり、ネットで見つかるキャリア論も玉石混合です。「人生の先輩の話をよく聞け」などといっている方もいましたが、私は無視してきました。誤った情報がいくつ集まろうと正しくなるわけではないからです。

キャリアの伴走者に私は以下を求めてきました。

〇今この瞬間もプロフェッショナルとして結果を出している
 (過去の栄光貯金を取り崩しているのではない)
〇知識のアップデートをしている
〇キャリアアドバイザーだからといって、転職を安直に勧めない
〇中長期で私にコミットメントしてくれる
 (その人が紹介した転職案件に私が落ちた後、音信不通にならない)
〇話したくなるような安心感がある

転職案件のはめ込みに懸命だったり、20時半開始の対面での面談の場に呼び出すのに語るのはご自分の武勇伝だったり、30年以上前にご本人が若手だった時の経験を語ったり、ある日退職で音信不通になったりするキャリアアドバイザーに遭遇し、教訓として良いアドバイザーの特徴を学びました。

カナラス株式会社 佐野代表

「そんなキャリアアドバイザーいないでしょ」「好みが細かすぎる」という声が聞こえてきそうです。私自身、それは認識しており、会えたら奇跡だくらいの認識でいたのですが、全部を満たすキャリアアドバイザーにChat GTPのおかげで会えました。

人材紹介業であるカナラス株式会社を経営されている佐野 達郎さんです。https://www.kanalas.co.jp/

佐野さんは、法務とコンプライアンス領域に強みをもつキャリアアドバイザーです。また、本人の意向を踏まえた上で、転職案件の紹介もされています。私は佐野さんを「転職エージェント」とは呼びません。その言葉は、本人の希望を無視して転職案件をたくさん紹介して、うまいことフィーを稼ごうとするビジネスを想起させるからです。

佐野さんは
〇最新の転職市場の情報をアップデートされている
〇業界において、キャリア〇年目で期待される知識・スキル・経験を伝えてくれる
〇それらと自己のギャップ分析(どの点は平均より優れていて、どの部分をキャッチアップすべきか)をしてくださるので、自分が何をすべきか明確になる
〇面談者の充実したキャリアを目的としており、転職は複数ある手段の1つというスタンス。
 転職をせかさない。今ある仕事上の悩みの解決のために一緒になって考えてくれる。
〇話しやすい(偉そうにしない、お話を引き出してくれる)

このようなお人柄です。

強みとされる領域は法務とコンプライアンスですが、キャリアの相談は職種を制限せずに一緒に考えてくださいます。佐野さんは、ビジネスパーソンが直面する喫緊の悩みに応えてまず役に立ちたい。そして、いつか転職がその方の選択肢になったとき、思い出してもらえたらいいというスタンスです。

・なんとなくキャリアに悩んでるけど、うまく言語化できない
・焦りを感じるが、何から手をつけたらいいかわからない
・会社からの評価に納得できない
・ビジネスパーソンとしての時価を知りたい

こういった方におすすめのキャリア伴走者です。

  1. https://www.fsa.go.jp/policy/pjlamc/initiativesbythefinancialindustry/20240124.html ↩︎
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